【SVシングル S2 最終1099位 最終2015】妖塩始動サイクル
はじめに
ガラシと申します。今回はSVシーズン2で使用した構築の紹介となります。今月からルール変更となりますが何かの参考になれば幸いです。
拙い文章ですがご容赦ください。
構築経緯
1月はリアル事情が忙しくて構築が用意できず困っていたところ、最終日直前にYoutubeで見た「第37回シングル厨のつどい」にて使われていた妖テラスキョジオーンが使いやすそうに感じたので、このポケモンを軸として急ピッチで構築を組み始めた。
また、再現性のある動きを用意したかったので基本的に初手から塩にテラスタルを切ってアドバンテージを稼ぎたいと思い、他の5匹はなるべくテラスタルをしなくても強く扱えるポケモンから探すことにした。
妖テラス塩は物理600族ドラゴン達に有利をとれることから、これら以外に対して動かしやすく塩が勝てないサーフゴーに強いサザンドラを2匹目に採用。ゴールドラッシュの被ダメージを抑えるために持ち物はとつげきチョッキにした。
3匹目は上記2体で厳しいドドゲザン、サザンドラのみではまだ対処が不安なサーフゴーに強いウルガモスを採用した。ボックス内にいたHB鬼火日差し型の使い勝手が良かったのでそのまま使用し、ステロにサイクルを崩されない厚底ブーツを持たせた。
この3匹で見れる範囲が広く、結果的にこれが基本選出となった。
4匹目は、汎用性が高く耐性を活かしたタイプ受け、サイクル後のスイープ、トリックによる崩しが可能なスカーフサーフゴーを採用。このルールではサーフゴーを採用しない理由が無いくらい強いと思っているので自然と構築に入ってきた。
このままでは全抜きされかねないポケモンがウルガモス、腹太鼓マリルリ、壁コノヨザル、瞑想クエスパトラ、雨イルカマンだったので、これら全てを止めることができるドヒドイデを5匹目に採用した。コノヨザルの挑発や環境に多いアンコールを無視して毒を入れるためメンタルハーブを持たせた。実際には選出する機会は少ないものの、相手への選出抑制的な役割を担っていた。
最後の穴埋めとして、どうしても崩せないサイクルを無理矢理突破できて、構築に足りない素早さも補ってくれる鉢巻マスカーニャを6匹目に採用して構築が完成した。
個体紹介
キョジオーン
テラスタイプ:フェアリー
性格:わんぱく
特性:きよめのしお
持ち物:たべのこし
実数値:205(236)-120-198(236+)-*-110-60(36)
【調整】
HB かなり多め
身代わりキョジオーンに上から塩漬けできないと苦しいので耐久が下がりすぎない範囲でS振り
8~9割の試合で初手に出してテラスタルを切った。ドラパやセグレイブの対処に困らなくなるのが本当にストレスフリーで、このポケモンのお陰で楽しく対戦を続けることができた。
技構成は塩漬け守る再生は確定として、初手投げ前提なのでアドを稼ぎやすいステロを採用した。かなり安定してステロ展開を作ることができたので正解だったと思う。
もちろん選出率、テラス率ともに1位で文句なしのMVP
NN:ハカタノシオ
サザンドラ
テラスタイプ:はがね
性格:おくびょう
特性:ふゆう
持ち物:とつげきチョッキ
実数値:167-*-111(4)-177(252)-110-165(252+)
技構成:あくのはどう/りゅうせいぐん/きあいだま/ラスターカノン
【調整】
CS
最終日に技構成を大文字→気合玉に変更した。これによりミラーで相手の鋼テラスタルを考慮した際の一貫した打点になる他、当てればドドゲザンを倒せるのが偉かったので変更して正解だった。
打ち分け可能なCSサザンはサーフゴーに後出しできる安心感もあり使いやすかった。また、鋼テラス×浮遊がシンプルに強いので、塩を出せない場合はなるべくサザンドラにテラスタルを切ることを意識した。
NN:ミッツノクビ
ウルガモス
テラスタイプ:ほのお
性格:ずぶとい
特性:ほのおのからだ
持ち物:あつぞこブーツ
実数値:191(244)-*-121(196+)-155-125-128(68)
【調整】
H16n-1
B11n
s+1で最速マスカーニャ抜き
主にサーフゴードドゲザンを相手してもらった。受けが可能でありながら蝶舞と炎舞によって抜き性能もあるのが魅力的で、柔軟に立ち回れるポケモンだった。
テラスタイプは抜き性能の向上と対ウルガモスを意識して炎にした。あまり切ることはなかったが無難に強かった。
NN:デンセツノガ
サーフゴー
テラスタイプ:はがね
性格:おくびょう
特性:おうごんのからだ
持ち物:こだわりスカーフ
実数値:163(4)-*-115-185(252)-111-149(252+)
技構成:シャドーボール/ゴールドラッシュ/トリック/パワージェム
【調整】
CS
このルールにおいてカイリューと並ぶ最強ポケモン。深く考えずにとりあえず採用したが、言わずもがな強かった。
技構成はシャドボゴルドラトリックまで確定で、残り1枠はガモスに隙を見せないようにパワージェムにした。Sを落としたガモスが主流だったのもあり打つ機会が多かったので採用して正解だった。テラスタイプの正解が最後まで分からなかったが、構築上切る機会もなかったので関係なかった。
NN:ナミノルカネ
ドヒドイデ
テラスタイプ:フェアリー
性格:しんちょう
特性:さいせいりょく
持ち物:メンタルハーブ
実数値:157(252)-83-187(116)-*-198(140+)-55
【調整】
適当に物理特殊バランスよく配分
かなり適当なポケモン。仮想敵が多いので明確な調整を施さなかった。
火力が低いサーフゴーに勝つため、まとわりつくを採用した。それに伴い性格を穏やかではなく慎重にしたが正解なのかは分からない。色々とふわふわしているが、相手の選出を歪めてくれたし出した時はちゃんと強かった。
NN:ドクノヒトデ
マスカーニャ
テラスタイプ:あく
性格:いじっぱり
特性:へんげんじざい
持ち物:こだわりハチマキ
実数値:151-178(252+)-90-*-91(4)-175(252)
技構成:トリックフラワー/はたきおとす/けたぐり/じゃれつく
【調整】
AS
余りはB振り推奨
破壊枠。選出画面で相手をどうしても崩せそうにない場合か、メチャクチャ刺さってるときに出す。基本的に受け出し不可能で、択を通せばイージーウィンできるのが強かった。体感テラス率も塩サザンに次いで3位だった(塩85%サザン10%猫5%くらいのイメージ)
NN:カワイイネコ
選出・立ち回り
基本選出:塩サザンガモス
必要に応じてサザンガモスをサーフゴーやドヒドと入れ替え
塩に初手テラスしてステロor守る その後普通にサイクル
基本選出が通らない場合はマスカーニャでの崩しを狙う
苦手なポケモンへの対処例
コノヨザル:挑発が飛んでこないタイミングでドヒドを出して毒を入れる。毒さえ入れば格闘&ゴーストの範囲はテラス塩で受けられる。
サザンドラ:守る等で拘りかどうか判断し、拘っていそうなら守ってから技に合わせて交代。身代わり型ならチョッキサザンに引く。(身代わり挑発悪の波動+ラスカor炎渦がメジャーな為)
ラウドボーン:身代わりの有無と妖テラバを持っているか様子見する。両方あると基本的に無理だが前者ならチョッキサザン、後者なら塩漬け+裏のポケモンで対処する。
今考えると、サーフゴーのテラスタイプを炎にすれば全対応できそう。反省。
勝てないポケモン
鋼テラス身代わり竜舞セグレイブ&ドラパルト(無理)
隠密マントガブリアス(猫を選出してればワンチャン有)
ギロチンを一発で当ててくるドドゲザン^^
結果
TNガラシ S2シングル最終1099位 レート2015
反省
妖テラス塩は非常に使いやすいですが、ドラゴンタイプの処理を塩に依存した構築であるため相手の塩漬け半減+身代わりという動きで簡単に崩されてしまうのが辛かったです。理論上はすり抜けドラパルトで対応できますが、ドラパを絡めたサイクルを上手く組めなかったので採用できませんでした。。。
感想
反省点はあれど、最終日直前に組みはじめた構築にしては良いものができたのでは…と思います。自分好みだったため最後まで楽しく対戦できたこともあり、そこそこ満足したシーズンになりました。
ポケモンHOMEによるレートの確認が可能になった&新ルール解禁でモチベーション高いので、S3も頑張りたいです!
ツツミとドクガ対策どうしよう。
拙い文章でしたが読んでいただきありがとうございました!
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Twitter:@gara4poke