はじめに
ガラシです。今回は僕が所属するポケモンサークルのてうぽけで11/22(水)に行った部内戦「圏外魔境シングル決戦」で僕が使った構築を紹介していきます。
対戦ルール
使用構築
構築経緯
長いので、読みたい方のみクリックしてください。
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まず構築を組み始めるときに、このような特殊ルールではサイクルを組むのが難しいと思った。逆にエースポケモンを決めてその1匹で全抜きを狙うような展開構築が強そうだと考えた。また、マイナー特有のギミックパが多そうだったので、変化技に耐性があるポケモンをエースにすることにした。
ということで変化技耐性があって全抜きエースになれるポケモンを探した結果...
1匹目にはルチャブルを採用した。
特性「かるわざ」による素早さ上昇と積み技を用いたエース適正、挑発による変化技耐性を評価しての採用となった。かるわざを発動させるためのアイテム消費はオボンのみやレッドカードではタイミングが相手依存になってしまうので、場に出た瞬間消費できるシード系アイテムを持たせることにした。
2匹目にはフィールド展開役としてアローラライチュウを採用した。
エレキフィールド展開にターンを消費してしまうが、バチンウニと違って本体スペックが高いため起点になりにくく、ルチャブルを選出しない際にも積極的に出せることを高く評価した。あとかわいい。
ここまででやりたいことは決まったので、3,4匹目は参加者が使いそうなポケモンに対してメタを貼ることにした。
3匹目にはとつげきチョッキ持ちのハルクジラを採用した。
この環境ではオンバーン、モトトカゲ、タイカイデン、インテレオンといった高速特殊アタッカーが多いことが予想されていた。これらの対策を探していたところ、特殊耐久が高くて先制技によるリーチや広い技範囲を誇るこのポケモンが強そうだと思ったので採用した。てうぽけ内で 力ビ というサークル員が絶対零度フリージオ使いとして知られているのでついでに対策できた。
4匹目にはパルデアケンタロス水を採用した。
ハルクジラが特殊耐久ガン振りのため、物理耐久が高いポケモンを採用しようと思って探したところ、特性「いかく」によって数値以上の耐久値を確保できて専用技「レイジングブル」で相手の壁を破壊できるパルデアケンタロスが強そうだと思った。タイプはレイジングブルを無効化されないために水にした。(炎は使用率150位圏外ではないため除外)
ハルクジラとケンタロスはどちらも先制技があって対面性能が高いため、もう一匹対面性能が高いポケモンがいればアロライ+ルチャブルの裏選出として対面選出が可能になると考えた。また、アロライ+ルチャブルの全抜きをサポートするためにステルスロック要員が必要だと思った。この「対面性能+ステロ撒き」を満たせるポケモンとして
タスキ+先制技による対面性能を持ちつつステルスロックを撒けることを評価した。素早さが高いのでスイープ性能にも期待した。黄昏の姿は使用率150位圏外ではないためまひるの姿で採用し、特性は「すなかき」が一般的だがこのパーティでは発動機会が無いので「するどいめ」にした。これにより「ちいさくなるバトン」のような挑発で止めにくいギミックにも対応可能になった。
6枠目の補完枠だが、エース展開をするときにステロ(ルガルガン)+フィールド(ライチュウ)+エース(ルチャブル)で選出が固定されるのが窮屈そうに感じたので、ライチュウに頼らない2枚目のエースポケモンを入れることにした。また、ここまで物理ポケモンばかりのため「てっぺき」等の防御が上がる積み技や「いかく」による攻撃ダウンに弱そうだと思った。そこで...
6匹目には【きあいだめタイレーツ】を採用した。←!?
前述した通りパーティが物理に偏っているため、相手視点だと防御上昇や威嚇による対策を選出しやすいことが予想できた。ならば、あえてさらに物理ポケモンを採用してこれらの選出を誘導し、返り討ちにできれば相手のプランを崩せると思った。
具体的には防御ランク上昇を「きあいだめ」の急所で貫通し、いかくは特性「まけんき」で逆に攻撃を上げることでこれらをカモる。
他のポケモンでこれを行う際の弱点は
① 「きあいだめ」だけでは火力不足になる
② ①を解消するために他の積み技(つるぎのまい等)を入れると耐久が疎かになる
以上2点だが、タイレーツの専用技「はいすいのじん」で火力と耐久を同時に上げることで解決できると考えた。
これで構築が完成した。
コンセプト
個体紹介
ルチャブル@エレキシード
テラスタイプ:はがね
特性:かるわざ
性格:いじっぱり
185(252)-132(60+)-96(4)-x-101(140)-145(52)
技構成:ドレインパンチ/アクロバット/ビルドアップ/ちょうはつ
全抜きを狙うエースポケモンです。
エレキシードの耐久上昇を活かしたかったので、つるぎのまいではなくビルドアップ+ドレインパンチを採用して継戦力を高めました。テラスタイプは耐性を一変できる鋼にしました。
【調整意図】
効率がいいところまで少しだけA振り
余りは特殊耐久高めに振り分け(物理はエレキシード+ビルドアップで補う)
アローラライチュウ@ふうせん
テラスタイプ:でんき
特性:サーフテール
性格:おくびょう
167(252)-x-79(68)-116(4)-106(4)-168(180+)
技構成:10まんボルト/サイコキネシス/エレキフィールド/ひかりのかべ
エレキフィールド要員です。ルチャブルの特殊耐久が少し不安なので「ひかりのかべ」を持たせました。有利な相手には積極的に殴れるようにタイプ一致の攻撃技を2つ採用し、カントーウミトリオダグトリオに特性ありじごくで捕まらないように持ち物を「ふうせん」にしました。
【調整意図】
100族抜き(ケッキング意識)
余りで総合耐久が高くなるように振り分け
ハルクジラ@とつげきチョッキ
テラスタイプ:フェアリー
特性:あついしぼう
性格:いじっぱり
247(12)-181(252+)-85-x-106(244)-93
技構成:アイススピナー/はたきおとす/10まんばりき/こおりのつぶて
対特殊において最強格(と思っている)ポケモンです。HPほぼ無振りなのに250近くあってビビる。このルールではしんかのきせき持ちポケモンが多そうと思ったのでサブウェポンに「はたきおとす」を採用しました。あと1枠は鋼への打点が欲しくてばかぢからと迷いましたが、強そうなブロロロームに弱点をつけてデメリットもない10まんばりきにしました。テラスタイプはフェアリーで、あついしぼうと合わせると対ドラゴン最強になれます。
【調整意図】
A特化
余りはオンバーンやモトトカゲの竜星群の確定数を意識して特殊耐久に振り分け
パルデアケンタロス水@オボンのみ
テラスタイプ:はがね
特性:いかく
性格:いじっぱり
181(244)-176(236+)-125-x-90-124(28)
技構成:レイジングブル/インファイト/アクアジェット/がむしゃら
対物理ポケモン 兼 壁展開ぶちこわしポケモン。ユキノオーで壁展開してくる相手には格闘単タイプの方が強く出れますが、アクアジェットが欲しかったので水にしました。技は前半3つが固定で、あと1枠は中途半端なサブウェポン入れるよりもタイプ相性を無視して相手を削れるがむしゃらにしました。
【調整意図】
最速60族抜き(ユキノオー意識)
余りHAベース A11nでH4n+1(オボンのみ効率意識)
ルガルガン(まひる)@きあいのタスキ
テラスタイプ:いわ
特性:するどいめ
性格:ようき
151(4)-167(252)-85-x-85-180(252+)
技構成:がんせきふうじ/インファイト/アクセルロック/ステルスロック
対面選出でも展開構築でも出せる万能ポケモンです。攻撃面の数値は高くないので、サブウェポンは素の威力が高いインファイトにしました。テラスタイプはそのままアクセルロックのリーチが伸ばせる岩にしました。
余談ですが剣盾で全フォルムの色違いルガルガンを孵化厳選したので、そのときの個体を使っています。
【調整意図】
最速AS(アローラダグトリオやケッキング意識)
タイレーツ@するどいツメ
テラスタイプ:はがね
特性:まけんき
性格:ようき
143(20)-152(252)-121(4)-x-81(4)-136(228+)
技構成:インファイト/アイアンヘッド/はいすいのじん/きあいだめ
この構築の問題児。はいすいのじん×きあいだめで全てを破壊します。今までカウンター型、鉢巻型、にほんばれ型など様々なタイレーツを使ってきましたが、「きあいだめ」はさすがに初めてです。持ち物をピントレンズではなく「するどいツメ」にすることで相手にバレても効果が分かりにくくしています。。。
【調整意図】
はいすいのじん後、130族や準速マルマイン抜き
全てを破壊するためA252
余り耐久
結果
2位でした!!
決勝戦超面白かったので満足です。優勝した 力ビくん おめでとう!!
天晴でした、生涯貴様との試合を忘れることはないだろう
...楽しかったな